2025年5月にSkypeの個人向けサービスが終了し、「固定電話や携帯電話に安く電話できる代わりのアプリを探している」という人が増えています。そこで候補になるのが、楽天グループのメッセージアプリRakuten Viber(楽天バイバー)です。
Viberは、ユーザー同士なら通話もビデオ通話も無料です。さらに有料の「Viber Out(バイバーアウト)」を使えば、Viberを入れていない相手の携帯電話や固定電話にも、普通の電話より安い料金でかけられます。しかも、相手には自分のスマホの電話番号が表示されます。
この記事では、Rakuten Viber(Viber Out)で日本の電話にかけるときの料金を、RebtelやYolla、携帯電話の通常の通話料とグラフで比較します。あわせて、Skypeからの乗り換え方や、注意点もわかりやすく解説します。
Rakuten Viber(Viber Out)の要点と料金
Viber Outの料金(日本あて)
PRICE INFORMATION
日本の固定電話へ 1分2.7セント(約4.2円)から
料金は米ドルで表示されます(この記事では1ドル=155円で換算しています)。
- 従量課金(ワールドクレジット):携帯電話 9.8セント/分、固定電話 2.7セント/分
- クレジットの価格:4.99ドル/9.99ドル/19.99ドル
- 日本向け月額プラン:100分で月2.99ドル(携帯・固定どちらも可)
- 世界向けかけ放題プラン:月5.99ドル(1週間の無料体験あり)
※料金は2026年11月時点のViber Out公式サイトの表示です。アプリ内では日本円で表示され、金額が異なる場合があります。かけ放題プランには公正利用のルールがあり、特殊な番号などは対象外です。
まず結論:Rakuten Viberがおすすめな人、おすすめしにくい人
Rakuten Viberは、Skypeのように「アプリから普通の電話番号にかけたい」人や、通話定額に入らずに電話代を安くしたい人に向いています。特に、日本向け月額プランを使うと、携帯電話への通話も1分あたり約4.6円まで下がります。
日本あての料金やプランを、まずは公式サイトでチェックしておきましょう
Viber Out公式サイトを見る →Rakuten Viberの基本情報まとめ
まずは、Rakuten ViberとViber Outの基本情報を整理します。
Viber Outの料金をくわしく解説
Viber Outの料金には、使った分だけ払う「ワールドクレジット」と、毎月決まった分数を使える「月額プラン」があります。日本の携帯電話にかけることが多いなら、月額プランのほうが1分あたりの料金は大幅に安くなります。
📱 日本の携帯電話への1分あたりの料金(目安)
バーが短いほど安い
※1ドル=155円で換算。Viber Outの月額プランは「月2.99ドル÷100分」で計算しています。Rebtel・Yollaは各サービスの公式表示の料金です。
💡 このように、Viber Outは日本向け月額プランを使えば、携帯電話への通話がRebtelやYollaの従量課金よりも安くなります。一方で、ワールドクレジットで携帯電話にかけると割高なので、プランの選び方が大切です。
☎️ 日本の固定電話への1分あたりの料金(目安)
バーが短いほど安い
※1ドル=155円で換算しています。携帯電話の通常通話は、通話定額に入っていない場合の一般的な料金です。
💡 固定電話あてなら、ワールドクレジットでも1分約4.2円です。Rebtelとほぼ同じで、通常の通話料の約10分の1になります。
料金プランの一覧
| プラン | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|
| ワールドクレジット | 4.99ドル/9.99ドル/19.99ドル | 使った分だけ減る。固定電話なら4.99ドルで約185分 |
| 日本向け月額プラン | 月2.99ドル(約463円) | 日本の携帯・固定に月100分。いつでも解約できる |
| 世界向けかけ放題プラン | 月5.99ドル(約928円) | 対象国の携帯・固定にかけ放題。1週間の無料体験あり |
| 30日プラン | 国ごとに異なる | 行き先を選んで30日間使えるプラン |
💡 プラン選びのコツ
日本の携帯電話にかけることが多いなら、まずは日本向け月額プラン(100分)がおすすめです。固定電話にたまにかけるだけなら、ワールドクレジットのほうがむだがありません。なお、かけ放題プランの対象国や条件は、購入前に公式サイトで確認しておきましょう。
RebtelやYollaとの違い
同じように「アプリから普通の電話にかけられる」サービスとして、RebtelやYollaがあります。3つを比べると、Viber Outは日本向け月額プランの安さと、ユーザー同士の無料通話・メッセージまで1つのアプリで使える点が強みです。
| 項目 | Rakuten Viber 今回のサービス | Rebtel | Yolla |
|---|---|---|---|
| 日本の携帯へ(従量) | 9.8セント(約15.2円) | 5.0セント(約7.8円) | 6.7セント(約10.4円) |
| 日本の固定へ(従量) | 2.7セント(約4.2円) | 2.5セント(約3.9円) | 3.3セント(約5.1円) |
| 日本向けの月額プラン | 100分 月2.99ドル (約463円) | ― | ― |
| 1か月かけ放題 | 世界向けかけ放題 月5.99ドル (約928円・1週間無料体験) | Japan Unlimited 月5ドル (約775円) | なし(従量課金のみ) |
| 相手に表示される番号 | 自分のスマホの番号 | 自分のスマホの番号 | 自分のスマホの番号 |
| ユーザー同士の通話 | 無料(ビデオ通話も可) | 無料 | ― |
| メッセージ機能 | あり(チャット・グループ) | ― | ― |
| 運営 | 楽天グループ | Rebtel(スウェーデン) | Yolla |
※1ドル=155円で換算。Rebtel・Yollaの料金は各サービスの公式表示(当サイトのレビュー記事作成時点)の情報です。
月の通話時間別に見た電話代
では、日本の携帯電話に毎月どれくらい電話すると、どのサービスが安いのでしょうか。月100分かける場合で比べてみます。
💰 日本の携帯電話へ月100分かけた場合の費用(目安)
バーが短いほど安い
※1ドル=155円で換算した目安です。Rebtelはかけ放題プラン、Yollaは1分6.7セントの従量課金で計算しています。
💡 このように、月100分なら、Viber Outの日本向け月額プランが一番安くなります。一方で、月額プランの100分を超えた分はワールドクレジット(1分約15.2円)になるため、月120分を大きく超えるなら、次に紹介する「かけ放題プラン」のほうが安くなります。
1か月かけ放題で比較
毎月たくさん電話する人は、かけ放題プランも比べておきましょう。Viber Outには、日本を含む対象国の携帯・固定電話にかけ放題になる「Call World」プラン(月5.99ドル)があります。一方、Rebtelには日本向けの「Japan Unlimited」(月5ドル)があります。なお、Yollaにはかけ放題プランがなく、従量課金のみです。
📞 1か月かけ放題の月額料金(目安)
バーが短いほど安い
※1ドル=155円で換算した目安です。Yollaはかけ放題プランがないため、日本の携帯電話へ月300分(1分6.7セント)かけた場合の料金です。かけ放題プランには公正利用のルールがあり、特殊な番号などは対象外です。
💡 このように、かけ放題の料金だけを見ると、Rebtelのほうが月150円ほど安くなります。ただし、Viber Outは1週間の無料体験があり、日本だけでなく対象国の電話にもかけ放題です。また、Viberユーザー同士の無料通話やメッセージも1つのアプリで使えます。
| サービス・プラン | 月額料金 | かけ放題の対象 | 無料体験 |
|---|---|---|---|
| Viber Out Call World | 月5.99ドル(約928円) | 日本を含む対象国の携帯・固定 | あり(1週間) |
| Rebtel Japan Unlimited | 月5ドル(約775円) | 日本の携帯・固定 | ― |
| Yolla | かけ放題なし | ― | ― |
💡 どのプランを選べばいい?
日本の携帯電話へ月100分くらいまでなら、Viber Outの日本向け月額プラン(約463円)が一番安くなります。月に数時間以上かけるなら、かけ放題のRebtel(約775円)かViber OutのCall World(約928円)がおすすめです。迷ったら、まずはViber Outの1週間の無料体験で通話品質を試してみるとよいでしょう。なお、無料体験は1人1回までです。
「月100分くらいなら、Viber Outが一番安い」と感じたら、日本向けプランをチェックしておきましょう
日本向けプランを公式サイトで見る →Skypeから乗り換えるならRakuten Viberが有力候補
2025年5月5日に、Microsoftは個人向けSkypeを終了しました。あわせて、Skypeクレジットや電話番号のプランも使えなくなっています。そのため、「Skypeで固定電話や携帯電話にかけていた」人は、代わりのサービスが必要です。
Rakuten Viberは、Skypeに近い使い方ができるサービスです。ユーザー同士なら無料で通話やビデオ通話ができ、有料のViber Outを使えば、アプリから普通の電話番号にも発信できます。
| 項目 | Rakuten Viber | Skype(終了) |
|---|---|---|
| ユーザー同士の無料通話 | ○ できる | ○ できた |
| ビデオ通話 | ○ できる | ○ できた |
| 普通の電話番号への発信 | ○ Viber Out | ○ Skypeクレジット |
| 相手への番号表示 | 自分のスマホの番号 | 設定によって異なった |
| パソコンでの利用 | ○ Windows・Mac | ○ できた |
| サービスの状況 | 提供中 | 2025年5月に終了 |
💡 Skypeから乗り換えるときのポイント
Skypeの連絡先は、Viberにはそのまま引き継げません。Viberはスマホの電話帳をもとに連絡先を作るので、まずはスマホの電話帳に相手の番号を登録しておきましょう。また、パソコンで使う場合も、最初にスマホでViberのアカウントを作る必要があります。
電話代を抑えたい人はViber Outと通話定額のどちらがお得?
日本国内で電話代を安くしたい場合、Y!mobileやUQモバイル、IIJmioなどの「通話かけ放題オプション」も候補になります。ただし、オプションは月500円〜1,980円ほどかかるため、あまり電話しない人には割高になることもあります。
一方、Viber Outの日本向け月額プランなら、月約463円で100分まで電話できます。そのため、「月に60〜120分くらい電話する」人は、Viber Outのほうが安くなる可能性があります。反対に、毎日長電話をする人や、緊急通報も同じ手段で使いたい人は、キャリアの通話定額のほうが安心です。
📊 月30分、携帯電話にかけた場合の費用(目安)
バーが短いほど安い
※1ドル=155円で換算した目安です。
💡 ただし、月30分くらいしか電話しないなら、月額プランより従量課金のサービスのほうが安くなります。自分が毎月どれくらい電話するかを確認してから選びましょう。
Y!mobile・UQモバイル・IIJmioのかけ放題と比較
では、格安スマホのかけ放題オプションと比べるとどうでしょうか。まずは、時間を気にせず話せる「24時間かけ放題」の月額料金を比べてみます。
📞 24時間かけ放題の月額料金(目安)
バーが短いほど安い
※税込。Viber Out・Rebtelは1ドル=155円で換算した目安です。キャリアのオプションは、料金プランの基本料金に追加でかかります。
💡 このように、かけ放題の料金だけを比べると、Viber OutやRebtelはY!mobileやUQモバイルの半分以下です。IIJmioと比べても、月500円ほど安くなります。
次に、1回10分以内の通話がかけ放題になる「10分かけ放題」も含めて、一覧表にまとめました。
| サービス | 10分・分数プラン | 24時間かけ放題 | 使える場所 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| Viber Out | 日本向けプラン 100分 約463円 | Call World 約928円 | 日本国内・海外どちらからでも可 | インターネット接続が必要。緊急通報は不可 |
| Rebtel | ― | Japan Unlimited 約775円 | 日本国内・海外どちらからでも可 | インターネット接続が必要 |
| IIJmio | 10分+ 700円/5分+ 500円 | かけ放題+ 1,400円 | 日本国内の通話のみ | 通常の通話料は30秒11円 |
| Y!mobile | だれとでも定額+ 880円 | スーパーだれとでも定額+ 1,980円 | 日本国内の通話のみ | 通常の通話料は30秒22円 |
| UQモバイル | 通話放題ライト 880円 | 通話放題 1,980円 | 日本国内の通話のみ | 通常の通話料は30秒22円 |
※料金は税込・月額です。キャリアのかけ放題は、各社の料金プランとセットで使うオプションです。また、ナビダイヤル(0570)や番号案内、海外への電話などは対象外になります。
キャリアのかけ放題とViber Out、どちらを選ぶ?
📱 キャリアのかけ放題が向いている人
- ふつうの電話アプリでかけたい人
- 電波さえあれば、データ通信なしで話したい人
- 110番・119番などの緊急通報もまとめて安心したい人
- すでにY!mobile・UQモバイル・IIJmioを使っている人
💜 Viber Outが向いている人
- かけ放題の料金をできるだけ安くしたい人
- 海外にいるときも、日本へ安く電話したい人
- 今のスマホの契約を変えずに電話代だけ下げたい人
- Viberユーザーとの無料通話やメッセージも使いたい人
💡 組み合わせるのもおすすめ
たとえば、IIJmioの「通話定額5分+(月500円)」で短い電話をカバーし、長電話や海外からの電話だけViber Outを使う、という組み合わせもできます。自分の通話の長さや回数に合わせて選びましょう。
Viber Outの使い方
Viberをインストール
App StoreやGoogle Playから「Rakuten Viber」をインストールし、自分のスマホの電話番号で登録します。
Viber Outを開く
アプリの「その他」から「Viber Out」を開き、検索欄に「Japan(日本)」と入力します。
クレジットかプランを購入
ワールドクレジットか日本向けプランを選び、App Store・Google Play・クレジットカードで支払います。
電話をかける
Viberのキーパッドで「+81」に続けて、先頭の0を除いた番号を入力して発信します。連絡先の画面から「Viber Out通話」を選んでもかけられます。
たとえば、「090-1234-5678」にかける場合は、「+81 90 1234 5678」と入力します。
Rakuten Viberのメリット
👍 メリット
- 日本向け月額プランなら、携帯電話への通話が1分あたり約4.6円
- 固定電話へは、ワールドクレジットでも1分約4.2円と安い
- 相手には自分のスマホの電話番号が表示される
- 接続料がなく、月額プランはいつでも解約できる
- Viberユーザー同士なら、通話もビデオ通話も無料
- チャットやグループなど、メッセージアプリとしても使える
- スマホだけでなく、WindowsやMacからも電話できる
- 楽天グループが運営していて、日本語で使える
Rakuten Viberの注意点
⚠️ 注意点
- 日本の電話番号(+81)で買ったクレジットは、購入から180日で失効する
- ワールドクレジットで携帯電話にかけると、1分約15.2円と割高
- 料金は米ドルが基準のため、為替によって円での金額が変わる
- インターネット接続が必要で、電波が弱いと音質が下がることがある
- 110番・119番などの緊急通報には使えないため、ふつうの電話も残しておく必要がある
- まれに、相手に「非通知」や別の番号が表示されることがある
相手には自分の電話番号が表示される
Viber Outで電話をかけると、相手にはViberに登録している自分のスマホの電話番号が表示されます。RebtelやYollaと同じく、知らない番号からの着信と思われにくいので、家族や取引先にも安心してかけられます。
ただし、相手の国や通信会社によっては、まれに「非通知」や自分のものではない番号が表示されることがあります。その場合は、Viberのサポートに問い合わせるよう案内されています。
クレジットの有効期限に注意
Viber Outでは、ワールドクレジットを6か月使わないと、クレジットが凍結されます(アプリから解除できます)。さらに、日本の電話番号(+81)で登録している場合は、クレジットが購入から180日で失効します。
💡 むだにしないためのポイント
日本の番号で使うなら、まずは少額の4.99ドルのクレジットか、日本向け月額プランから始めるのがおすすめです。また、電話番号を変えたときは、Viberの登録番号も忘れずに更新しましょう。
用途別に見たRakuten Viberの向き不向き
| 使い方 | 向き不向き | 理由 |
|---|---|---|
| Skypeからの乗り換え | ◎ 向いている | 無料通話・ビデオ通話・電話番号への発信がそろっています。 |
| 日本の携帯電話への通話(月100分前後) | ◎ 向いている | 日本向け月額プランで1分あたり約4.6円になります。 |
| 日本の固定電話への通話 | ◎ 向いている | ワールドクレジットでも1分約4.2円です。 |
| 海外から日本への電話 | ◎ 向いている | Wi-Fiがあれば、国際電話の料金を気にせずかけられます。 |
| ごくたまの短い電話 | △ やや不向き | 日本の番号では、クレジットが180日で失効します。 |
| 毎日の長電話 | △ やや不向き | かけ放題のRebtelや、キャリアの通話定額も比べたいところです。 |
| 緊急通報 | × 向いていない | 110番・119番などはふつうの電話でかける必要があります。 |
よくある質問
まとめ
Rakuten Viberは、ユーザー同士の無料通話に加えて、Viber Outで普通の携帯電話や固定電話にも安く電話できる通話アプリです。相手には自分のスマホの番号が表示されるので、Skypeの代わりとしても使いやすいでしょう。
料金面では、日本向け月額プラン(100分で月2.99ドル)が特にお得で、携帯電話への通話も1分あたり約4.6円まで下がります。固定電話へは、ワールドクレジットでも1分約4.2円です。さらに、たくさん電話する人には月5.99ドル(約928円)のかけ放題プランもあります。
一方で、日本の番号で買ったクレジットは180日で失効するほか、緊急通報には使えないなどの注意点もあります。月にどれくらい電話するかを考えて、RebtelやYolla、キャリアの通話定額とも比べながら選ぶのがおすすめです。

