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DELL XPS 13 レビュー 次世代プロセッサ搭載の洗練されたモバイルノート

Dell XPS 13 レビュー
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デルアンバサダーとしてレビュー用の端末を貸与されたので、レビューを行っていきたいと思います
今回はDELLの人気モバイルノートパソコン「XPS 13」です。本機のスペックは以下の通りとなっています。

プロセッサ: Intel Core Ultra 7 258V
メモリ: 32GB
ストレージ: 512GB SSD
グラフィックス: Intel Arc グラフィック
ディスプレイ: 13.4インチ OLEDタッチディスプレイ
カラー: プラチナシルバー

Dell XPS 13 レビュー
目次

次世代プロセッサ「Intel Core Ultra 7 258V」の実力

本機に搭載されているIntel Core Ultra 7 258Vは、Intelの最新世代プロセッサです。このプロセッサの特徴は、高いパフォーマンスと優れた電力効率を両立させている点にあります。従来のCoreシリーズから「Ultra」という名称に変更されたこのプロセッサには、CPUコア、GPUコア、そしてAI処理専用のNPU(Neural Processing Unit)が統合されています。

日常的なオフィスワークやウェブブラウジングはもちろん、写真編集や動画編集といったクリエイティブな作業も快適にこなせる処理能力を持っています。特筆すべきは、このパフォーマンスを発揮しながらも、バッテリー駆動時間を犠牲にしていない点です。モバイル用途で使うノートパソコンにとって、この省電力性能は大きな魅力となります。

Intel Arcグラフィックがもたらす視覚体験

グラフィックス処理を担当するのは、プロセッサに統合されたIntel Arcグラフィックです。これは従来のIntel内蔵グラフィックスから大きく進化したもので、ゲーミングやクリエイティブ作業において、より高いグラフィック性能を発揮します。

軽めのゲームであれば十分にプレイ可能ですし、Adobe Premiere ProやPhotoshopといったクリエイティブアプリケーションでも、GPU支援機能を活用することで作業効率が向上します。13.4インチという限られたサイズのモバイルノートでありながら、グラフィック性能面で妥協していない点は高く評価できます。

DELL XPS 13 ならではの魅力

美しいプラチナシルバーの筐体

Dell XPS 13 レビュー

本機のプラチナシルバーカラーは、DELLのプレミアムラインであるXPSシリーズらしい上品な仕上がりです。アルミニウム素材を使用した筐体は、見た目の美しさだけでなく、耐久性と軽量性も兼ね備えています。ビジネスシーンに持ち出しても恥ずかしくない、洗練されたデザインが魅力です。

圧倒的な映像美を実現するOLEDディスプレイ

13.4インチのOLEDタッチディスプレイは、XPS 13の大きな特徴のひとつです。有機ELパネルならではの深い黒と鮮やかな色彩表現により、写真や動画を見る際の没入感が格段に向上します。液晶ディスプレイでは表現しきれないコントラスト比の高さは、一度体験すると元には戻れない魅力があります。

タッチ対応ですので、Windows 11の直感的な操作も可能です。画面を指で操作することで、スクロールやズームといった動作がより自然に行えます。

大容量メモリとストレージ

32GBという大容量メモリを搭載していることで、複数のアプリケーションを同時に開いて作業する際もスムーズです。ブラウザで多数のタブを開きながら、写真編集ソフトやオフィスアプリケーションを使っても、動作がもたつくことはありません。

512GBのSSDストレージは、起動速度の速さに貢献するだけでなく、大量のファイルを保存するのにも十分な容量です。写真や動画などを扱うクリエイターの方にも満足いただける容量といえるでしょう。

Copilot+ PCとしての位置づけ

本機はMicrosoftが提唱する「Copilot+ PC」に対応したモデルです。Copilot+ PCとは、AI機能を活用した次世代のWindows体験を提供するために設計されたパソコンのカテゴリーで、NPU(AI処理専用チップ)を搭載し、ローカルでAI処理を実行できることが特徴です。

Copilot+ PCで利用できる具体的な機能

では、実際にどのような機能が使えるのでしょうか。Copilot+ PCには、いくつかの特徴的なAI機能が搭載されています。

まず「Recall(リコール)」という機能があります。これはパソコン上で行ったすべての操作を記録し、後から検索できるようにする機能です。たとえば「先週見たあの青いセーターの通販サイトはどこだったかな」といった曖昧な記憶でも、キーワードで検索すれば該当する画面を見つけ出すことができます。スクリーンショットを撮り忘れた情報も遡って確認できるという発想です。

次に「Live Captions(ライブキャプション)」機能があります。これはパソコンで再生される音声をリアルタイムで文字起こしし、字幕として表示する機能です。さらに、40以上の言語からの翻訳にも対応しているため、外国語の動画を視聴する際や、オンライン会議で海外の方と話す際に役立ちます。音声が聞き取りにくい環境でも、字幕があれば内容を把握できるという利点もあります。

「Windows Studio Effects」は、ビデオ会議での見た目を改善する機能群です。背景をぼかしたり、カメラを見ていなくても目線をカメラ方向に補正する「アイコンタクト機能」、照明が暗い場所でも顔を明るく映す「自動フレーミング」などが含まれます。これらの処理をNPUで行うため、CPUやGPUに負荷をかけずに実行できるのが特徴です。

クリエイティブ面では、「Paint Cocreator」や「Photos Cocreator」といった機能があります。Paint Cocreatorでは、簡単なスケッチとテキストプロンプトから、AIが完成度の高い画像を生成してくれます。Photos Cocreatorでは、既存の写真に対してAIによる編集提案を受けたり、生成AIを使って写真の一部を自然に変更したりすることができます。

また、ローカルでの大規模言語モデル(LLM)実行も可能です。インターネット接続なしでも、テキストの要約や文章の作成、翻訳といったAI支援を受けられます。プライバシーが気になる内容を扱う際や、オフライン環境でも安心してAI機能を使えるのは大きなメリットです。

まだまだ発展途上の技術

ただし、正直に申し上げると、Copilot+ PCの機能は現時点ではまだまだ発展途上の段階にあります。AIによる支援機能は確かに実装されていますが、日常的な作業において「これがないと困る」というレベルまでには至っていません。

一部のAI機能は期待していたほど精度が高くなかったり、実際の使用シーンでは限定的な場面でしか活用できなかったりするケースがあります。また、対応しているアプリケーションもまだ少なく、AI機能の恩恵を受けられる場面が限られているのが現状です。

Microsoftや各ソフトウェアメーカーによるアップデートにより、今後これらの機能は改善されていくことが予想されますが、現時点でCopilot+ PC機能を購入の決め手とするのは早計かもしれません。むしろ、将来的なアップデートによって価値が高まる可能性がある、という程度の認識で捉えておくのが適切でしょう。

総評

DELL XPS 13は、最新のIntel Core Ultra 7プロセッサとIntel Arcグラフィックを搭載し、美しいOLEDディスプレイと洗練されたデザインを備えた、非常に魅力的なモバイルノートパソコンです。32GBメモリと512GB SSDという十分なスペックにより、ビジネスからクリエイティブワークまで幅広い用途に対応できます。

Copilot+ PC機能については、現時点では「おまけ」程度に考えておくのが現実的です。しかし、本機の基本性能の高さ、携帯性、そしてディスプレイの美しさだけでも、プレミアムモバイルノートとして十分に価値があります。

将来的なソフトウェアアップデートによってAI機能が充実すれば、本機の価値はさらに高まることでしょう。今すぐAI機能を求めるのではなく、将来性も含めて選択するという視点であれば、XPS 13は非常に魅力的な選択肢となります。

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