2024年10月に発売されたシャオミのエントリーモデル、Redmi 14C。
箱を開けて最初に思ったのは「デカッ!」というシンプルな驚きでした。そして次に価格を見て「安ッ!」と二度驚く。そんな端末です。
1万円台後半という実売価格で手に入るこのスマホ、見た目はまるでハイエンド機のような風格を漂わせています。
しかし、安さには必ず理由があります。
数日使ってみて、このスマホが何を得意としていて、何を捨てているのかがはっきりと見えてきました。その辺りの正直な感想を、迷いや戸惑いも含めてレビューしていきます。
まず結論:この端末の特徴と買いな人、スルーすべき人
最初に結論からお伝えします。
このスマホは、エンタメ専用のサブ機や、とにかく画面が大きくて安いスマホが欲しい人には最高の選択肢です。
おすすめできるのはこんな人
動画視聴マシンが欲しい人
6.88インチというタブレットに迫る大画面は、YouTubeやNetflixを見るのに最適です。
安くても見た目にはこだわりたい人
デザインの高級感は異常です。カフェでテーブルに置いてあっても、誰も1万円台のスマホだとは気づかないでしょう。
充電を気にしたくない人
5,160mAhの大容量バッテリーは、ハードに使っても1日余裕で持ちます。
初めてのスマホを持たせる子供や、連絡用のみのシニア
機能がシンプルで画面が見やすいので、入門機としても優秀です。
逆におすすめできない人
おサイフケータイが必須な人
残念ながら非対応です。改札もコンビニも、スマホだけでは通れません。
3Dゲームをしたい人
処理能力は最低限です。原神などの重いゲームは、起動するのもやっとというレベルなので諦めましょう。
お風呂で使いたい人
防水性能はありません。雨に少し濡れるくらいなら大丈夫ですが、水没させると一発アウトです。
Redmi 14C スペック情報まとめ
ここで基本スペックを整理しておきます。
発売日:2024年10月17日
画面サイズ:約6.88インチ 液晶ディスプレイ
解像度:HD+ (1640 x 720) / リフレッシュレート最大120Hz
サイズ:約171.88mm x 77.8mm x 8.22mm
重量:約211g(ミッドナイトブラック)、約204g(セージグリーン)など
CPU:MediaTek Helio G81-Ultra
メモリ:4GB / 8GB(メモリ拡張機能あり)
ストレージ:128GB / 256GB(microSDカード最大1TB対応)
バッテリー:5,160mAh / 18W充電対応
カメラ:アウト約5,000万画素 (広角) / イン約1,300万画素
生体認証:側面指紋認証 / 顔認証
防水・防塵:IP52(水滴に耐える程度)
おサイフケータイ:非対応
通信:4G LTEのみ(5G非対応)
OS:Xiaomi HyperOS (Android 14ベース)
深掘りレビュー:外観の衝撃と実際の使い勝手
スペック表には書かれていない実際の使い勝手と、この機種最大の特徴であるデザインについて深掘りします。
1万円台とは思えない外観デザイン
まず触れておきたいのが、この端末のルックスです。
背面のカメラユニットを見てください。巨大な円形デザインが採用されており、まるで高級な一眼レフカメラやハイエンドスマホのような佇まいです。
カラーによって背面の質感が異なるのも面白い点です。ミッドナイトブラックはガラスのような光沢があり、セージグリーンはマットな質感、スターリーブルーは星空のような軌跡が描かれています。
正直、プラスチック感丸出しの安っぽいスマホを想像していたのですが、良い意味で裏切られました。所有欲を満たしてくれるデザイン、これだけで買う価値があると感じる人もいるはずです。
セキュリティと寿命について
安価なスマホだからこそ、いつまで使えるかは気になるところですよね。
この機種は2024年秋モデルとしてAndroid 14ベースのHyperOSを搭載して発売されました。シャオミのエントリーモデルの通例からすると、セキュリティアップデートは発売から約3年間、2027年秋頃まで提供される見込みです。
ただ、搭載しているCPU(Helio G81-Ultra)は、あくまで4G世代のエントリー向けチップです。3年後にアプリがサクサク動くかと言われると、正直厳しいかもしれません。2年くらい使い倒して、動きが遅くなったら買い替えるくらいの軽い気持ちで使うのが正解でしょう。
実際にできることと厳しいこと
快適にできること
ブラウジングとSNS
意外だったのが、画面のスクロールが滑らかなことです。最大120Hzのリフレッシュレートに対応しているので、X(旧Twitter)やWebサイトを見るときもカクカクしません。ただ、画像の読み込みに一瞬の間を感じることはあります。
動画視聴
画面のデカさは正義です。解像度がフルHDではなくHD+なので画質が粗いのでは?と心配していましたが、動画を見ている分にはほとんど気になりませんでした。むしろ文字を大きく表示できるので、老眼気味の目には優しかったです。
工夫すればできること
カメラ撮影
5000万画素のメインカメラは、明るい場所なら綺麗に撮れます。AI補正のおかげで料理や風景も映えますね。ただ、夜景や暗い室内だとノイズが目立ち、シャッターを切ってから保存されるまでに少し待たされます。あくまで記録用やSNS用と割り切れば十分使えます。
明確に苦手なこと
充電
18W充電なので、バッテリーが空の状態から満タンにするには2時間近くかかります。最近の急速充電に慣れていると、まだ終わらないの?と焦れったく感じるでしょう。寝ている間に充電するスタイルなら問題ありません。
マルチタスク
アプリをいくつも立ち上げて切り替えようとすると、動きがもっさりします。特に4GBメモリモデルの場合、裏で開いていたアプリが勝手に閉じていることもありました。
利用した感想まとめ
実際にRedmi 14Cを使ってみて、これは割り切りの美学で作られたスマホだと感じました。
コストを抑えるために、5Gもおサイフケータイも防水も削ぎ落とす。その代わり、誰もがパッと見てわかる大画面とカッコいいデザインには全力で投資する。この潔さが、使っていて逆に気持ちいいんです。
もちろん、メイン機としてこれ1台で全てをこなすのは少し勇気がいります。駅の改札でスマホをかざせない不便さや、ふとした時の動作の引っかかりにストレスを感じることもあるでしょう。
でも、家でゴロゴロしながら動画を見るためのサブ機として、あるいは子供に持たせる初めてのスマホとしてなら、これほどコスパの良い選択肢はありません。
スマホに2万も3万も出したくない、でも画面は大きい方がいい。
もしあなたがそう考えているなら、Redmi 14Cは期待以上の働きをしてくれるはずです。
参照サイト
Xiaomi Japan – Redmi 14C 製品ページ
https://www.mi.com/jp/product/redmi-14-c/

